雲南三江併流の保護地域群とは、雲南省北部デチェン蔵族自治州と怒江リス族自治州にまたがっている地域を指します。三江とは3つの川のことを指し、併流と言うのはそれらが合流するということになります。世界遺産には2003年に自然遺産として登録されています。
チベット高原が水源の金沙江、タイやミャンマーを流れるメコン川上流の瀾滄江、ミャンマーを流れるサルウィン川上流の怒江の3つの川がほぼ平行に流れている珍しい地域です。この3つの川はおよそ170キロにわたって交わることなく流れており、まさに川の字そのものと言えます。
総面積は17000平方キロメートルにも及び、この中には14の保護地域を含んでいます。この地は6000メートル級の山々が並ぶ地域になり、その中でも標高が最も高い梅里雪山は6750メートルの高さを誇ります。
また、特異な地形とこの標高による温度差によって、この地域では中国国内でも最大級を誇る多種多様な生態系を生み出しました。6000種以上の高山植物が自生し、700種類以上の動物が生息しています。
1万年前の原始林が手付かずで残っており、その中には既に絶滅してしまったと思われていた動植物が多数見つかっています。絶滅危惧種の動植物がたくさん生息している場所として貴重な存在になっています。
他の場所と隔離されている複雑な地形を持つため、動植物のみならず、少数民族がたくさん住んでいる地域としても有名です。現在は宗教や言語の異なる民族の生息が16も確認されています。
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