青城山は、四川省の成都から西に約70キロ、都江堰市から西北に約15キロに位置する道教発祥の地で有名な場所になります。青城山は都江堰と合わせて1992年に文化遺産として世界遺産に登録されています。
2世紀頃から道教の布教活動が始まったため、青城山には今でもたくさんの道教寺院が残されています。標高1600メートルの主峰を囲むように36の峰が周囲を120キロにわたってそびえたっています。その見晴らしの素晴らしさに観光客が多く訪れますが、道教の信者にとっても聖地として崇められています。現在も200人以上の道士がここで修行を行っています。
一方都江堰は、約2300年前に建設されたとされる、世界で最古の灌漑水利施設として有名になります。都江堰が作られる前は、この地は氾濫することが多く、当時の人々を困らせていました。そこで当時の秦昭王の時期に秦国の李氷が治水の経験を生かして水利工事を始めました。
そしてこの施設が建設されてからは、もともと肥沃な成都平原は豊かな土地となって、ここがきっかけで四川省の文化や経済的発展に貢献したと言われています。世界遺産のためもちろん観光客がたくさん訪れるのですが、観光客に混じって水利工事や土木工事の専門かも勉強のために訪れることが多いそうです。
万里の長城と並んで、都江堰は古代中国の高度な土木技術を証明する文化遺産の一つとなっています。2008年には四川大地震が起こって大きな被害を受けましたが、堰としての機能に影響はなかったようです。
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