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大足石刻

大足石刻は、四川省重慶市の北西の大足県にある、9世紀~13世紀頃に作られたといわれる、10万体を越えると大量の石仏群のことを言います。世界遺産には1999年に文化遺産として登録されています。

最初に切り開かれたのは649年のことになり、その後14世紀から19世紀の明清代の頃まで石刻の数は増え続けました。そして最終的には大きな規模になっていき、中国の三大岩窟に指定されている雲こう石窟、龍門岩窟、莫高窟と同じくらい有名になりました。中国三台岩窟と比べても、大足石刻は芸術的には同等の価値があると見なされています。

これらの石刻は主に大乗仏教のものになるのですが、中には道教や儒教のものも混ざっています。基本的には広範囲に点在している形になるのですが、その中でも代表的なものは宝頂山や北山、南山、石篆山、石門山の5つの石刻に集中しています。更に5つの石刻の中でも有名なのが宝頂山と北山になります。宝頂山や北山は中国でも重要文化保護財に指定されており、石窟芸術の代表作となっています。

宝頂山の石刻はで有名なものは釈迦涅槃像と呼ばれるものになり、全長は31メートルにもなります。更に実際に1000本以上の手が生えている金箔の千手観音菩薩も見所の一つになります。この千手観音像は中国でも最大の規模を誇っています。

北山にある彫刻は10000を超えており、細かい彫刻を施されているのが特徴です。その中でも東洋のビーナスと呼ばれる普賢菩薩像を中心として、観音像や文殊菩薩像は傑作といわれています。


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