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ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群

ラサのポタラ宮はチベット自治区の区都であるラサ市にある、紅山のうえに作られたダライラマの冬の宮殿といわれています。もともと建設されたのは7世紀頃になり、チベット仏教やチベットの在来政権の中心地として利用されてきました。世界遺産には文化遺産として1994年に登録され、その後2000年と2001年にも拡張登録されています。

17世紀には内乱などによって損傷していたポタラ宮を、当時のダライ・ラマ5世が修復と増築し、その後50年の年月を費やして完成させました。その後も歴代のダライラマが住居として利用して幾度となく増築を繰り返し、1936年に現在の姿になりました。

海抜3700メートルに位置する敷地面積約41万平方メートル、建築物面積約13万平方メートル、13階からなる巨大なチベットの宮殿になります。内部の部屋数は10000室以上あり、白壁でできた白宮と赤壁でできた紅宮の2つに分けられます。

白宮は生活の中心の場や政治活動の場とされ、一方の紅宮は宗教のための場所になっています。紅宮にはエジプトのピラミッドにも匹敵するといわれるミイラが安置されており、金箔で覆われた8つの歴代ダライラマの霊廟があります。

ダライラマ5世の時代から、重要な宗教行事や政治の儀式などは全てここポタラ宮で行われています。また、チベット仏教の総本山にもあたるため、現在でも全国から信者が巡礼に訪れる場所になります。

1950年代に発生したチベット動乱によってダライラマ14世がインドに亡命したため、中国政府はポタラ宮を取り上げました。そして現在は博物館として利用されています。


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